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図1 排便検知センサシステムの概念図 | 図2 おむつ部の取り付けイメージ |
本研究では,小型,軽量,低消費電力,長寿命信頼性に優れた半導体式においセンサを使用した。 しかし,においセンサは単一種類で排泄臭のような複雑な混合臭を区別するのは困難であるため,排泄臭の主な成分に感度がある表1に示すにおいセンサを選択した。においセンサ感度を維持するため,排泄臭気測定20秒後,においセンサ表面浄化30秒を行い,これを1サイクルとして,繰り返して測定した。 | 表1 今回使用した半導体においセンサ
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2.2.3 試験結果 評価試験を行なった測定結果例の一部を図3に示す。2.1.2で述べた各サイクルごとのにおいセンサ信号ピーク値を結んで応答特性を示している。縦軸はセンサ電圧(V),横軸はサイクル(回数)である。排便が確認された図3では,アミン系センサよりVOCセンサの応答変化が大きい。尿が確認された場合はこの逆の特性が得られており,3種類のにおいセンサによって排便を検知できることが分かった。 |
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図3 便の場合の応答特性例 |
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