高度な外観検査に威力
--- 高速高精度目視検査システムを導入 ---
電子・機械部品などは,製品の品質や信頼性を高めるため,高精度な自動外観検査が要求されています。工業試験場では,検査ラインの仕様に合った自動化システムの開発を支援するため,高速高精度目視検査システムを導入しました。同システムは,一度に50mm×50mmの範囲を50μmの精度で検査可能で,従来のカメラ分解能では難しかったIC基盤やドリルの刃先などの部品の外観検査を高速に行うことが可能です。
システムの性能は次のとおりです。
カメラ 画素数 130万
(1280ドット×1024ドット)
階 調 10ビット/画素
(1024段階の濃度識別が可能)
演算部 処理速度 300MIPS以上
(1秒間に3億回の計算が可能)
「平成9年度技術開発研究費補助事業」
(担当:製品科学部 中野幸一)
日本海側で初めて開催
--- 第14回日韓国際セラミックスセミナーを開催 ---
11月25日から27日まで,日本海側としては初めての第14回日韓国際セラミックスセミナーが,金沢市文化ホールで開催されました。同セミナーは日本と韓国の学術,技術及び人的交流を図る目的で開催され,210名の産学官の研究者の参加がありました。
開会式で,枝廣直幹商工労働部長が,今後の両国交流のさらなる発展を強調した後,日本と韓国,そして,今回初めて参加したマレーシアの専門家からの特別講演が行われました。
研究発表は,機能材料や構造材料など6テーマに分かれて91件行われました。工業試験場からは,圧電トランスの開発と,ジルコニア薄膜の合成について発表を行いました。
(担当:化学食品部 塚林和雄)
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