伝統産業と先端技術が連携した新産業の創出を目指して
〜国の大型プロジェクトがスタート〜


 国(文部科学省)の都市エリア産学官連携促進事業に、石川県の「温新知故(おんしんちこ)産業創出プロジェクト」が新規採択され、伝統産業と先端技術が連携した新産業の創出へ向け、新たなプロジェクトがスタートしました。
  石川県が誇る伝統工芸品がもつ高級な質感と、それに対する使い手、作り手の感性評価をデータとして計測する技術の開発と応用研究を、今年度から3年間の予定で行います。そして工芸素材がもつ高級な質感を忠実に表現でき、使い手の感性にマッチしたデザイン開発が行えるようなシステム(デジタルショールーム)を開発し、企業の具体的な新商品開発を支援します。
  県内伝統産業は、IT技術や新素材を積極的に活用することにより、新分野へ進出することが緊急の課題となっています。そこで開発するデジタルショールームを活用して、漆や金箔張りのシステムキッチンや家電などを実際に製品化することを目指します。また、新製品開発支援ツールとして、デジタルショールーム自体の製品化、事業化も視野に入れ研究開発を進めます。

ディスプレー型デジタルショールームのイメージ



担 当 繊維生活部 志甫雅人 (しほまさひと)
専門 工業デザイン
一言 攻めの伝統産業となるよう頑張りましょう。



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