お知らせ


石川メイド生産機械の更新
 石川メイド生産機械として、スパン織物専用のエアジェットルームを設置しました。本織機は、これまでのフィラメント織物専用タイプを更新したものです。今後、県内繊維企業の新商品開発に活用していく予定です。

メーカ・型式 津田駒工業株式会社・ZAX
仕 様
おさ通し幅:170p
よこ糸選択:2色専用
(1×1、2×2)
開口装置:下置積極カム機4枚
(1/1平組織)
回転数:800rpm
エアジェットルーム

シルクプロテインドレスが中小企業庁長官賞を受賞
 愛媛県で開催された第41回全国繊維技術交流プラザにおいて、工業試験場が出展した試作品「シルクプロテインコーティングドレス」が最高賞である中小企業庁長官賞を受賞しました。同展は、全国の公設試験研究機関の新技術・新製品開発の成果を、広く中小企業に普及し、事業化を図ることを目的に毎年実施されています。
 受賞したドレスは、平成12年度から3年間実施したイタリアのシルク研究所・インスブリア大学との国際共同研究の成果として試作されたものです。共同研究では、絹織物製造工程の廃棄物であるセリシンを合成繊維織物のコーティング材料として利用する技術を開発しました。この受賞を本技術実用化の弾みにしていきたいと考えています。
受賞したドレス

VR技術を利用したデザイン開発研究会を発足
   工業試験場では、北陸先端科学技術大学院大学と共同で、11月27日にバーチャルリアリティ(VR)技術を利用したデザイン開発研究会を発足しました。第1回の研究会は北陸先端科学技術大学院大学で開催され、県内の工作機械、医療機器、建築設計、インテリア分野のメーカ6社が集まり、最新のVRシステム(コンピュータの仮想空間をあたかも現実の世界のように体験できるシステム)について認識を高めました。
 今後は様々なハードウェアやアプリケーション等を利用して、具体的な製品のシミュレーションをすることにより、デザイン開発を強力に支援するVR技術を検討して行く予定です。また、研究会等にご興味がありましたら、デザイン開発室までご一報下さい。
  担当:繊維生活部 デザイン開発室 梶井紀孝

米国における電磁波ノイズ計測技術及び太陽光発電評価手法に関する調査
 電子情報部の橘泰至技師は、米国における規格の動向、及び日本規格との相違点を調査するため、平成15年10月20日から11月18日までの約1か月間にわたり、米国においてFCC(連邦通信委員会)、Mentor Graphics社やWiltron社を訪問し、電磁波に関する規格、規格試験の実施方法やプリント基板設計時におけるノイズ解析手法と対策技術について調査を行いました。また、Endecon Engineering社では、米国における太陽光発電の規格と評価手法について調査しました。
 今後、本調査内容を技術指導業務、及びEMC研究会石川などを通して、随時報告して行きます。
ノイズ計測試験風景(FCC)

新規事業紹介
   工業試験場では、北陸先端科学技術大学院大学の佐野庸治教授をプロジェクトリーダーとする県の大型プロジェクト(地域産学連携豊かさ創造研究プロジェクト)に、「ゲノム・新規病原性生物質の不活性化/適正処理システムの為のガス発生触媒の開発」のテーマで、(株)バイオメディア(辰口町)、丸越工業(株)(七尾市)とともに取り組みます(H15〜H17)。



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