モノづくり支援機器を充実

3次元CGデータを利用した試作加工システムを導入

 当場では, 近年モノづくりを支援する目的で, 設計・試作から生産・評価までの機器を充実させています。 設計・試作用の設備では3次元 CG システムや光造形機などの機器を開放設備としてご活用いただいています。 この中で, 最近導入した切削加工により簡単に実物モデルを作製するシステムをご紹介します。
 このシステムでは, 光造形機で用いられる様な合成樹脂の他, 木材, アルミ, 真鍮, ワックスなど様々な素材感を活かしたモデル作製ができます。 また, 3次元 CG データから簡単に加工データを作成できます。 従って, 3次元 CG による仮想的なデザイン検討とともに, 手に取れる実物モデル作製が迅速に行なえます。 導入以来, 漆器や飾り金具などの製品開発を行ってきましたが、 さらに幅広い業種の皆様のご活用をお願いします。
 このシステムをはじめ, モノづくり支援のための機器を6月補正予算により実験棟に再構築し, 「モノづくり支援開放センター (仮称)」 として整備します。
デザインモデル作製システム     デザインモデル作製システム
高速デザインモデル作製システム

担 当 :製品科学部 梶井 紀孝
E-mail :kajii@irii.go.jp

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