STAフェローシップ制度で成果

セラミックス原料としての石炭灰の再利用に関する合成手法を確立

 科学技術振興事業団のSTAフェローシップ制度を利用し,地方公設試では初めての長期フェローを受け入れて石炭灰の再利用研究を推進してきました。研究員のクマール博士(インド)は2年間を金沢で過ごし,石炭灰の有効利用に関する研究において多孔質セラミックスの選択的な合成手法を確立しました。昨年11月28日には,研究成果発表会を開催し,場内の研究者との意見交換を行いました。
 現在,クマール博士はドイツのアーヘン大学に研究の場を移し,引き続き多孔質セラミックスの合成研究に取り組んでいます。工業試験場では,今後同博士を通じて海外からの最新の技術情報を積極的に取り入れ,研究開発へ活用していく予定です。
クマール博士(中央)を囲んで(研究成果発表会にて)
クマール博士(中央)を囲んで(研究成果発表会にて)

担 当 :化学食品部 豊田丈紫

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