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バイオインフォマティックスの研究に着手

遺伝子診断による病気の早期発見へ

研究概要のブロック図

　工業試験場は，新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの研究助成を受けて，北陸３県の産学官による共同研究体（金沢工業大学，金沢大学，インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス（株），（株）コスモサミット，（株）エンバイオテック・ラボラトリーズ，石川県工業試験場）により，遺伝子診断システムの開発とIT技術を駆使した分散バイオ実験環境の統合化研究に取り組みます。
　研究内容は，生命情報科学に関するもので，DNAを解析する２次元電気泳動の前処理工程の自動化と，カメラで情報を読み取る高感度検出装置及び自動解析ソフトの開発です。従来法に比べて，作業時間の大幅な短縮と解析の高精度化が期待でき，遺伝子疾患の早期発見や治療法の確立につながります。また，分散バイオ実験環境の開発では，遠隔地のバイオ研究機関・実験室をネットワークで結び，Webカメラで実験室や装置を監視制御するシステムも開発します。

担　当：情報指導部　中野幸一

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