落下衝撃試験システムを導入
〜県内企業の製品信頼性の向上を支援〜


落下衝撃システム外観
 近年、携帯電話など持ち運べる電気製品が多くなり、商品の梱包輸送を含めて破損防止対策が重要な課題となっています。
 このため、落下衝撃に対する製品の耐久性を評価する試験システムを導入しました。
 今回導入したシステムによって、製品や包装貨物を対象に、さまざまな試験及び合否判定ができます。
(1) 衝撃強さ試験(限界強さの確認)
   面サイズ65p×81p、重量225sまでの製品なら500G/2msまで、面サイズ15p×27p、重量2.2sまでの部品・製品なら30,000G/0.05msまで試験が可能です。
 また、包装製品における衝撃対強度を損傷境界線図の作成により評価できます。
(2) 衝撃応答の計測(製品及び包装設計の検討)
   製品内部の衝撃応答を試験衝撃波形と同時計測することにより、包装貨物内の緩衝材が適正に機能しているか、または、部品の固定が適正であるかを判断できます。
(3) 合否判定試験(製品破損・誤動作の確認)
  JIS C 0041-95 (環境試験方法−電気・電子)
  JIS Z 0119-02 (製品及び包装設計のための製品
衝撃強さ試験方法)
  JIS Z 0202-94 (包装貨物−落下試験方法)
  MILL-STD-883C (機械的衝撃)等の各種規格試験に対応できます。
  これらの試験、計測技術によって、今後とも県内製品の信頼性向上をより一層支援して行きます。
 


担当 電子情報部 筒口善央(どうぐちよしてる)
専門 電子材料
一言 モノづくりには信頼性こそが重要です。お気軽にお問い合せ下さい。



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