令和元年度研究外部評価(事前評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
 19-P3  でんぷん系食材乳酸発酵食品の多様化技術開発と機能性評価  16.2
研究期間 令和2年度〜令和3年度(2ヵ年)
研究概要 でんぷん系食材乳酸発酵食品に新食感・や新フレーバー・新機能性を付与するための各種条件の検討および機能性の評価を行う。

外部評価委員のコメント

・発酵食品ブームの中で研究の必要性、着眼点は大変良いと思います。ただ、その中で結果を出す事が大変だと思われますので研究を進めていく中で新しい分野の製品開発につながる事を期待したいと思います。
・動物における機能性評価はハードルが高すぎるように思います。評価の方法については、再検討が必要と考えます。まず、おいしい製品を完成することが第一目標です。
・短期間で幅広いテーマに取り組もうとしている姿勢に感心しました。本技術が実用化された時に県内の食品企業に幅広く応用できる事を期待します。
・新食感・新フレーバー・新機能など広い可能性がありますので今後の研究に期待したい。近年、世界は日本食ブームであり、金沢の食文化をアピールできれば素晴らしい。特に米にこだわったらどうか。食肉加工においてなど、様々な食品に利用可能であると面白い。
・どのような食品ができるのか楽しみです。
・石川県の強みを生かした乳酸菌の活用により、発酵食品の新たな機能性を伴なった商品開発が期待できます。
・デンプン系の乳酸菌発酵食品を開発することを目標とした研究であり、新たな食品を生み出す可能性を秘めています。しかし、ターゲットが絞り切れていないため、実用化に向けて早期に最終製品のイメージを固めて頂ければ幸いです。
・米ゲルとの組み合わせのアイデアは大変面白く将来的な価値も高いと感じました。乳発酵製品との差別化は、米の農産物としてのイメージから容易に可能と思いますので、市場での発展性も高いと感じます。先般考慮されているようでしたが、デンプン系食品は高カロリーの側面がネックになる可能性がありますので、そこを技術的にクリアするブレークスルーが1つあると、あるいはイメージしながら進められると大変良いと思います。
・これまでの研究で得られた知見が生かせる開発目標だと思います。健康志向に合った県独自の食品が開発されヒットすることを期待します。
・実用化に向けて、具体的な製品のイメージがあると夢がより広がると思います。県産素材を十分生かしたプレーンな製品をベースに各種フレーバー等を組み合わせた複数の製品化を目指し進めて頂きたいと思います。
・目標設定が少し大きい(幅広い)ように感じました。もう少しターゲットを明確にしないと2年間の研究期間では足りないのではないか、進捗に応じて柔軟な対応が必要かと思われます。