平成30年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
18-P2 | 放射イミュニティ試験の性能向上に関する研究 | 16.3 | B |
研究期間 | 平成31年度〜平成32年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 放射イミュニティ試験に用いる工業試験場の設備について、高い周波数帯・高出力での試験が求められる医療機器分野等の規格へ対応させるため、設備の改良や試験方法の見直しを図ることにより、試験性能を向上させる。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・機器開発ではEMC対策が重要で、かつ、測定の迅速さが要求されています。県内で計測することができれば開発期間の短縮にもなりますので、早期の実用化を望みます。 | |||
・試験環境の整備は工業試験場の重要な役割であると思います。現行の設備に金属板レンズを用いて安価に試験環境を作る取組みは大変良いと思います。 | |||
・通信機器の活用が広まっている中において、安価にサイトの確立を行うことや金属板レンズの独自開発はハードルが高いようですが、一日も早い技術確立を期待します。 | |||
・高付加価値製品に取り組む県内企業にとって、業界の規格対応は必要不可欠であり低コストで対応できることは魅力的です。規格対応のためには多くの時間を費やすため、安価に試験設備を用意できることは非常に有益と考えます。新規性が高く、実現にはかなりの労力がかかるように思えます。 | |||
・今後さらに無線ネットワーク技術は進化し続けます。その中でEMC耐性は必須要素の1つです。高出力を均一に照射可能となる本研究は非常に期待できます。 | |||
・目標達成の見込みが不明のため、途中の状況により研究の方向性の見直しも検討していただきたいです。 | |||
・実質的に正規検査の事前チェックという位置付けならば、同時照射は不可能でも、短距離でのスキャンチェックという方法でもよいように思われます。 | |||
・プリアンプの自作や、いくつかのデータをとって想定するのも一つの方法であるように思います。 ・金属板レンズ設計が成功のキーのように思います。 |