平成30年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
18-C6 | 鋳込み成形用酸化白色ハイ土の開発研究 | 11.4 | A |
研究期間 | 平成28年度〜平成29年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 県内陶石の活用と新規商品用の材料開発を目的として、九谷焼大手素地生産者の素地生産方法である鋳込み成形が可能な酸化白色ハイ土の製造技術を開発した。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・県産の陶石を用いて鋳込み成形用の酸化白色ハイ土の開発を目的とした研究であり、実用化に耐えるような性能の配合を見出しています。研究をさらに進めることで、できるだけ早期の実用化を目指していただきたいです。 | |||
・粘土、石灰との配合比率の最適化が行えたことは大きな成果かと思います。実用度の高いさまざまな素材をさらに組み合わせて一層使いやすく、また現場での使用を無理なく行えることを主軸とした開発を推進していただければよいかと思います。 | |||
・ハイ土の多様化ということでは大変良いことだと思いますが、利用されていくかどうかが一番問題だと考えられます。その意味で鋳込みできるようにしたことによって、利用される機会は増えていくと期待できます。 ・本研究成果が還元焼成でも使えるなら、是非業界への普及をお願いしたいです。解コウ剤に関する情報も業界に紹介してください。 |
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・産業界へ早く移ることを期待します。 | |||
・基礎的な製造条件について、目途となるデータが得られたと考えます。量産化に向けて、より絞り込んだ条件でのデータ取りが必要です。 | |||
・基礎配合割合等、次のステップにあるデータを得られて良かったと思います。河合陶石にしかできない固有技術があれば実用化も早いと感じます。 | |||
・目標とする白色度は達成したとみられるが、成形性の課題を早くクリアして普及させていただき、地場資源の有効利用及び原料比率を高めて、九谷焼を活性化させてください。 | |||
・目標設定がやや不明確で、従って達成度の評価もはっきりしないです。 |