平成30年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
18-C5 | 石膏3Dプリンタによる能登珪藻土製品の製造技術の開発 | 8.8 | B |
研究期間 | 平成28年度〜平成29年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 石膏3Dプリンタで能登珪藻土製品を造形することを目的として、最適な配合割合を明らかにするとともに、製造技術を開発した。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・地域原産の珪藻土を活用し、新たな製品を産み出すことを目的としています。3Dプリンタ技術を用いて複雑形状の成形品を作製する技術を開発する研究であり、地域産業にとって大変重要と思います。ただ、当初の目標を達成するには至らず、またこの技術の実用化の目途も明確にはなっていないことが課題です。今後の検討によってぜひ実用化までつなげていただきたいです。 | |||
・珪藻土配合率50%の目標値には達しませんでしたが、データから可能な混合率の精密化はできていますので、貴重なデータが得られたと思います。これまでの珪藻土製品とは違った特徴を活かし、別のコンセプトの魅力ある製品化につながるように、何かプラスの条件をこれから抽出できるよう進めていただければと思います。 | |||
・計画は良かった一方で、目標に対して今一つという結果であったのが残念です。今後の実用化に期待します。 | |||
・目標とする「体積割合50%以上」が大幅に未達であり、38%であったことに対して的確な評価が必要です。また、目標値の意義について再確認が必要です。 ・負の結果であっても、得られた技術データは貴重な財産です。今後、活用できるようにしてほしいです。 |
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・残念ながら、当初の目標達成にまでは至っていないです。今後、造形初期段階の不具合解決に向けて継続して研究することを希望します。 | |||
・具体的な差別化商品の目標設定が必要です。つまり、量産化されている他社品との優位性をどこにするのかを定めてから次のステップに進めたほうが良いと思います。 | |||
・苔女子などといったブームもあり、試作の苔容器やワインクーラーなど能登珪藻土の使用は魅力的であると思いますが、製品化において能登珪藻土の特徴が出し切れていない感じがします。 | |||
・用途・ターゲットをもっと明確にし、他の製品との差別化を図ってください。 |