平成30年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
18-C4 | 高貴色漆塗膜の開発 | 12.3 | A |
研究期間 | 平成28年度〜平成29年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 組成や粒度が異なる複数種の光輝性顔料を漆に配合して、従来にはない深みを感じさせる蒔絵のような質感の金色と深みのある紫色の漆塗膜を開発した。また、開発漆による漆器の試作を行い産地への技術移転を図った。 | ||
外部評価委員のコメント |
|||
・産地企業へ技術移転が進んでいるとのことですので、今後のさらなる製品事例に期待します。 | |||
・高貴色漆を用いて製品化がされている点を評価します。 | |||
・高貴色漆開発は地元産業支援ができて良いと思います。品質に関しては十分な成果がでているので、今後は用途開発と経済性に取り組むことで地元産業の発展に繋がると思います。 | |||
・従来よりも満足のいく輝きをだすことは困難であったので、ある程度の結果は出せていると思います。コスト的にもウレタン塗料での開発にも取り組んでほしいです | |||
・当初計画した目標はほぼ達成されています。塗膜耐候性に関しては漆液を使っている以上限界があり、この程度で仕方がないと思います。 ・科研費等の競争的資金への申請に向け、特許出願、学会発表、論文投稿等についても検討してはどうでしょうか。 |
|||
・実用化の促進を図ってほしいと思います。そのためには、もう一歩踏み込んだフォローが必要と考えます。 |