平成30年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
18-C2  複雑幾何形状による高機能化技術の開発  13.1
研究期間 平成28年度〜平成29年度(2ヵ年)
研究概要 軽量化や高放熱性など、従来手法では得られない機能性を付与した部品や製品の開発支援を目的として、格子形状等の複雑な幾何形状パターンを組み合わせた機能性の高い製品の設計技術と、3Dプリンタを活用した造形技術を開発した。

外部評価委員のコメント

・数値解析やシミュレーションを用いて最適ラティスの形状を決めたことは、今後他の分野にも応用ができるのではと大いに期待します。さらに普及していくことを望んでいます。
・トポロジー最適化と3Dプリンタの組合せの開発は良い着眼点です。
・とても有用な技術開発がなされています。熱交換器などへの応用も期待できます。学術的には格子ピッチによらずアスベクト比2.5が最適である理由を明確にしてほしいです。
・ボーリングバーへの適用はかなりの効果が期待できますが、送り・切り込み・被削材などの切削条件で最適形状が都度異なる可能性がありますので、最適形状設計から造形までの一連の流れを手法化することが重要と考えます。
・たくさんのノウハウが解析や試作に必要であると感じます。それらを含めた研究成果のデータベース化や一般化の検討が望まれます。
・適用できる製品、部品がありとあらゆるところにあると思います。