平成30年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
 18-C1  複数材のレーザ溶融による傾斜機能創製技術の開発  12.7
研究期間 平成28年度〜平成29年度(2ヵ年)
研究概要 硬さと耐衝撃性の両方を兼ね備えた高耐久性金型の開発を目的として、複数の材料について混合割合を変えながらレーザ溶融して積層することにより、成分が傾斜的に変化する部材の創製技術を開発した。

外部評価委員のコメント

・すでにかなりの成果をあげている上に、さらに研究開発を進めれば成果が上がる可能性が高く、今後も大いに期待できます。
・超硬合金/鋼材の複合機能を有した金型は世の中で必要とされています。実証実験と研究開発へのフィードバックを進めてください。
・微粉末2種類をその混合割合を変えて制御できるようにしたことは大いに評価できます。
・溶融組織だけに組織強度に不安はありますが、どこまで応用できるか今後に期待します。
・衝撃疲労試験の手法に若干問題があるように思います。傾斜部分が評価できるような改善を望みます。また、傾斜部分の最適化を進められるとよいと思います。
・技術移転された企業と連携を取り、さらなるレベルアップをお願いします。継続的に研究してください。
・幅広く県内加工企業に紹介し、活用してもらえる道を検討ください。
・傾斜積層の割合と疲労寿命との関係を明確にしていくことが、実用化のために重要と考えるので、技術移転での評価を活用して継続的な研究開発をしてほしいです。