平成29年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
17-C6 | 低酸素焙煎による新規機能性棒茶の開発 | 11.8 | A |
研究期間 | 平成27年度〜平成28年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 伝統食品「棒茶」について、香気成分が豊富で品質の安定した機能性棒茶の製造技術を開発した。この製造方法による棒茶を、ヒトの脳波測定やマウス行動試験で評価した結果、高いリラックス効果を示すことが明らかになった。 | ||
外部評価委員のコメント |
|||
・石川県の特産品である加賀棒茶のレベルアップに繋がる、大変内容のある素晴らしい研究であると思います。今後の実用化に期待します。 | |||
・新規な製造方法の開発が達成できており、機能性も高まるエビデンスが確保されています。 | |||
・過熱水蒸気によって、これまでにない香りとリラックス効果に有効なピラジン含有量が高い棒茶の焙煎技術の開発に成功しています。実用化を期待します。 | |||
・大変詳細な部分までデータが取られており、充分に成果利用可能な結果が得られています。 | |||
・石川を代表する棒茶の新しい展開に期待します。 | |||
・加賀棒茶はブランドとしての価値を築きつつあります。棒茶フレグランスの商品化などにも期待します。 | |||
・本焙煎技術において、処理量を増やしても均一なものを得られるのか、といった実用化に関する検証も必要かと思います。また、この方法によるメリットとして、香気成分のリラックス効果と関連付けて打ち出せるとよいと思います。 | |||
・実用化の段階で、香り等の圧倒的な品質基準を設定し、ルビーロマンに負けないブランディングを期待します。 | |||
・客観性を示すデータの見せ方を工夫すれば、売れる商品になると思います。 | |||
・興味深い結果ですが、データの焦点が絞られていないのが残念です。イニシャルコスト、ランニングコスト、作業効率、生産効率、安全性等といった実用装置としての評価にも踏み込んでほしいです。 |