平成29年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
17-C2 | 工場内における物品の位置情報管理システムの実用化 | 12.4 | A |
研究期間 | 平成27年度〜平成28年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 無線通信モジュールを利用して工場内の物品の位置を自動的に精度良く検出できるシステムを開発した。県内工場の協力を得てシステムの実証実験を実施し、工場内の物品の位置を高い精度で安定的に検出できることを確認した。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・県内のIT企業が、事業化に向けて取り組むところまで来ているのは大きな成果だと思います。運用を支援する機能の開発もできているので、完成度も高いと思います。 | |||
・工場での導入・運用においては、低コストで使い勝手の良さが重要で、それを強く意識して開発されています。今後の実用展開に期待しています。 | |||
・位置情報管理を物流業、流通業、製造業に適用することで、作業者の記憶に頼った管理から脱却し、倉庫への物品の搬入出作業の効率改善、保管スペースの有効活用などが期待できます。 | |||
・レイアウト変更が少ない工場などでの適用に有効なシステムであると思います。学習時間も1日以内で、比較的少ない時間で設置も容易である点が評価できます。 | |||
・ニーズから設定した数値目標を実現しており、成果も目標を上回っています。 | |||
・垂直方向の位置情報も将来的に可能とのことで、有効であると思います。 | |||
・4mの目標に対して0.9mと目標以上の成果でしたが、位置精度向上と電波ノイズの影響対応等、さらなるレベルアップを進めてください。 | |||
・機械学習の時間が結構かかるように感じました。工場の配置変更や、新たな工場への展開等、さらなる学習時間短縮に取り組んでください。 | |||
・無線通信モジュールの設置数により精度アップできることをアピールし、応用範囲の拡大に繋げてください。 |