平成22年度研究外部評価(事前評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点  総合評価
10−P5 清酒の濃縮に関する研究  16.6
研究期間 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年)
研究概要  酒類の新たな製造技術として有望な界面前進凍結濃縮法に取り組む。本研究では、密閉性を考慮した界面前進凍結濃縮装置を試作し、濃縮条件と酒質成分との関連等を明らかにし、清酒の新規濃縮技術の確立を目指す。

外部評価委員のコメント

 ・新規のアルコール飲料の開発を期待しています。
 ・ただ、従来のお酒より品質が落ちない様に気をつけていただきたいと思います。
 ・酒質の高さで定評のある北陸の清酒のイメージを傷付けないか心配である。
 ・ワイン等の他の醸造酒も応用してはどうか。
 ・技術としては面白いと考える。
 ・香味に特徴のある種々の清酒、またリキュール類の製造が可能になるとの由。清酒の消費拡大に貢献する研究と考えられる。
 ・従来法と比較してコストが低い理由が不明である。
 ・アルコールに限らず他の飲料などに応用出来ればより素晴らしいのではないでしょうか。
 ・設備の規模や様子が想像出来なかった点が残念でした。
 ・新しい市場が形成される可能性があり、おもしろい。
 ・石川県酒造組合連合会技術委員会として、清酒の多様化の一つとして、濃縮酒の開発が出来ないか、どのような酒質になるのか、興味があり、ぜひ研究してみて欲しいテーマである。
 ・多様化する消費者のニーズに沿い、清酒の新しい商品開発の有効な方法の一つになるのではないか。
 ・新しいジャンルの清酒として期待できる。
 ・本技術の清酒以外への応用、展開も有望。
 ・地場素材の活用の観点から、価値の高い清酒の生製は県として意義深いと思われる。数値目標(アルコール度20%)もはっきりしており期待出来る。(香味に関する達成数値があると良い)
 ・地域に重要な課題に対して興味深い着想の提案をされている。界面前進凍結濃縮法の利点や優位性を最大限に引き出せる様工夫をされて、特色ある清酒を開発されることを期待しています。
 ・少量多品種化が進んで清酒業界であり、新しいタイプの清酒ができる可能性を秘めた研究である。
 ・清酒は嗜好品であるので、香りに関して注意をはらって研究を進めていただきたい。