平成22年度研究外部評価(事前評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点  総合評価
10−P3 熱可塑性樹脂複合材料の研究開発  15.2
研究期間 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年)
研究概要  PP/炭素繊維プリプレグの製造条件を試作により確立するとともに、プリプレグの評価を行ない、自動車の水平部材(ボンネット、ルーフ等)としての適用について検討する。

外部評価委員のコメント

 ・昨今、機能繊維の開発が重要視されている。この機会に性能を有する多用性を生かした製品に期待したい。
 ・委員会でも出た通り、非常に難しいテーマですが、顕在的なニーズです。民間企業と一緒にクラスターチームを組んで進めるべきものです。
 ・設備導入含め、公設試らしい筋の良い開発と思います。
 ・石川県、企業など大きなバックアップ体制の中、今後地元に根づかせる産業として期待します。
 ・用途として自動車用を主体にとらえており、目標の選定としては適切と考えます。
 ・将来の石川県の次期産業のために力を入れて開発を進めていただきたいと思います。
 ・北陸産地が炭素繊維製品の一大生産拠点化になる為の重要な研究テーマです。期待しています。
 ・樹脂と炭素繊維とのラミネートの必然性や優位性がもう一つ理解できないところがある。
 ・本研究の技術開発ニーズは高く、実現できれば将来の基本技術になることが予想される。ぜひとも、目標を達成していただきたい。
 ・炭素繊維/PPプリプレグのボイド率5%以下という目標は、難しい技術課題があると思う。炭素繊維の表面改質、PPの特性、変性PPや相溶化剤の取り組みなどボイドを減らす新技術の開発を期待する。
 ・日本の次世代繊維産業を支える極めて重要な課題である。炭素繊維の前処理法やPP以外の樹脂又は添加剤の選択も含め、細かい課題も多いが、県を上げて取り組むべきである。炭素繊維複合材料製造のメッカになり得る。