平成22年度研究外部評価(事前評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点  総合評価
10−P2 機能テスト省力化のための自動入力装置の開発  14.7
研究期間 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年)
研究概要  ソフトウェアの機能テストの省力化を目的に、キーボード等を操作したときと同様の電気信号を擬似発生させる装置を開発する。そして、開発する装置をテスト対象機器に接続することで、キーボード等を操作しなくても、テストに必要な数字や文字などの情報を自動的に入力できるようにする。

外部評価委員のコメント

 ・さまざまな入力組合せのポイントで、入力ミスが起こるパターンをどの様に決めて行くかが重要で、入力ミスパターンを構築するアルゴリズムを明確にして下さい。
 ・今回入力ミスパターンは対象外との事で問題はないと思います。
 ・企業から具体的なニーズが有り、目標も明確になっており、成果が期待出来る。適用範囲に制限が有ると思うが、早期に次のステップであるテスト結果の判断が出来る様に計画を進めていただきたい。
 ・ソフトのボリュームが増大しており、テストの自動化は重要と考えます。
 ・市場の隙間を狙っており、新規性はあると思います。
 ・産業界からの固有のリクエスト故、限定された仕様となっている点が、気がかり。他への応用・活用が期待できる仕様への発展性を検討する余地がないでしょうか。得られる効果が限定的。
 ・ローレベルで本解決を考えたことはおもしろい。
 ・但し、反応確認ができない。外部へのトリガなどを準備し、他者が別システムにて工夫できる余地を作ったほうがよい。
 ・量産/正常系を主に使うことが想定されているとすれば、人の代わりができるおもしろいものになる。
 ・キーボード入力は汎用性があって有効と思われる。
 ・タッチパネル、キーパッドに関しては、成果が限定的に見えたので、本研究で十分な成果を出していただきたい。
 ・開発装置の完成イメージがもう少し、具体的であると理解が容易になると思う。又、応用範囲も模索して、研究を進めてはいかがでしょうか。
 ・汎用性が期待できると思いますが、汎用性に問題があるとすれば何なのかを明確にしていただきたかった。この装置は、開発スピードと低コストに優位性があると思いますが、そのあたりをもっとアピールすることが必要と思います。
 ・以下の課題は2年間の期間では実施困難であるかもしれないが、方式だけでも、ぜひ検討されることを望みます。
 1.動作確認の手段を明確にして下さい。
 2.センサーからの入力も明示的に入力対象として下さい。
 3.テストケースの設計法も計画に含められる方がより効果的です。
 4.本手法が有効である問題領域の定義。