平成22年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
10−C5 | 無鉛和絵具における焼成温度の低温化の研究 | 13.2 | A |
研究期間 | 平成20年度〜平成21年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 耐酸和絵具(鉛含有絵具)に近い温度帯(800〜820℃)で使用でき、九谷焼独特の透明感及び食器として使用するための耐酸性(化学耐久性)を持つ無鉛和絵具を開発する。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・九谷焼の組合の連合会の幹部会でも、この低温化の研究の成果については話題になり、大変評価され、感謝されています。 ・今後も引き続き、開発とご指導をお願いしたいと思います。 |
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・目標と結果がきちんと対応している。 ・具体的な成果が明示されている。 |
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・食品衛生法のクリヤーを目指し、従来の耐酸和絵具と同温度帯で、しかも九谷焼の特徴を保持できる無鉛絵具を開発したことは大いに評価できる。 | |||
・有鉛の物と変わらない品質・生産性を達成したということであれば、素晴らしい成果だと思います。 | |||
・実用上の視点から検討されており優れている。 | |||
・焼成温度の低下、九谷焼独自の透明感それに耐酸性をもつ、無鉛和絵具が開発出来たからこそ普及が始まったと思われるが、成果発表の内容として、それらの研究内容がやや不明確に思われた。 | |||
・九谷焼にとって無鉛和絵具は、大きな支えになると思われる。生活に根づいた食品と共に日々使われる分野において、安全、安心のもと一層の用途の広がりに期待したい。 | |||
・過去のデータをうまく利用して成果を出せたと評価できる。 ・九谷焼らしい発色について、少し地味な様に感じた。 |
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・鉛溶出基準の規制強化による、不都合を解消すべく研究で焼成温度の低温化に成功している。 ・製造、販売も開始され、目的を達成出来たと評価出来る。 |
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・地元の要望の強いテーマに取り組み、多くの実験をこなして低温焼成用無鉛和絵具の開発に成功し、目標を達成している。技術移転及び普及の目途も立っている。 | |||
・目標達成に向け、妥当な研究方法が採用されている。ほぼ目標を達成している。 ・技術移転が進み、開発された製品が販売されている。 |