平成22年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
10−C2 加圧プロセスによる高品質鋳造品の製造技術の開発  11.7
研究期間 平成20年度〜平成21年度(2ヵ年)
研究概要  非鉄合金鋳物における欠陥抑制のため加圧、差圧鋳造の効果を実証し実用化する。特にマグネシウム合金においては、後工程としてのHIP処理の効果の報告もない現状にある。そのため、マグネシウム合金鋳物におけるHIP処理の効果の確認を行い、次のステップとして加圧、差圧鋳造による新鋳造技術の確立を目指す。

外部評価委員のコメント

 ・今後も継続した研究を行い、県内企業の技術力アップに寄与してください。
 ・活用する企業ともっと増やせれば良いと思います。
 ・疲労試験結果バラツキの要因を追求し、装置構造等にフィードバックは必要と思います。
 ・“差圧鋳造”を考慮した鋳造シミュレーション(解析)技術が確立されると実用化が促進されると思う。
 ・実用技術としての有効性は充分に認められる。
 ・シミュレーション技術との併用、発展性が望まれる。
 ・今後も軽量化のニーズは高く、アルミからマグネへの要求も高まると思われる。マグネは扱いにくい材料故、製造技術の確立が出来れば適用は広がる。
 ・差圧鋳造における不良率、性質(強度 etc)バラツキの優位性など他の方法と比較してどうなのか。
 ・更に必要ならマグネシウム合金HIP処理について研究を進めればよいと思います。
 ・50年前の技術とは言え、実用化にまで技術レベルを上げたことは、鋳造企業に大きなインパクトを与えたものと推察する。
 ・砂型鋳造における最適鋳造条件の明確化を求めます。
 ・砂型による差圧鋳造は他でも技術開発されていると認識している。それらとの差異を明確にした方がよい。解析を鋳造にフィードバックできたらもっとよかった。