平成21年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
09−C3 高周波帯用電波吸収体の材料定数測定システムの開発  12.0
研究期間 平成19年度〜平成20年度(2ヵ年)
研究概要 電波吸収体の開発手法として、試作吸収体の反射係数や透過係数を用いて吸収体材料の設計基礎データとなる材料定数を求める方法を提案し、この材料定数を簡便に測定するシステムを開発した。本システムを用いることで電波吸収体開発のコストや期間の削減が可能であることを確認した。

外部評価委員のコメント

 ・開放設備機器として、県内企業が利用した実績は評価出来る。経費節減効果が有ったことをアピールしてください。
 ・試行錯誤の繰り返しをなくし、開発期間を大幅に短縮させるという点で、研究の成果は評価できる。
 ・応用製品と同時に材料・素材としての製品応用も考えられると良いと思います。
 ・試作・評価で大幅な経費削減効果があり、有効な研究成果があったと思われる。
 ・面白い成果を挙げたと思います。特に検証@の測定とその結果はわかりやすく、今後電波吸収体を開発する上で有用だと思います。また、レンズも有効な手法であると思いました。
 ・ただ、透過波の測定データも示していただければ、なお良かったと思います。
 ・非常に有用な成果を達成されている。
 ・製品開発に向かうのか、それとも、試験場における共用装置として開放するのかによって、今後の進め方が、かわるように思われる。
 ・当面の目標は達成したようであるが、本システムの汎用性・普及性も考えた方が良いのでは。