平成21年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
09−C2 | 色弱者のためのカラーバリアフリー技術の研究 | 13.1 | A |
研究期間 | 平成19年度〜平成20年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 色弱者への配慮が求められるにもかかわらず、何が色弱者にとって不便で、どうすればよいのか理解されていない状況にある。そこで、@デザイン上で色弱者にとって見えにくい箇所を指摘するチェックシステムの開発とAデザインを色弱者対応にするためのデザイン手順をまとめたガイドラインを作製した。研究の結果、チェックシステムの核となる色弱シミュレーション技術を3社に技術移転している。また、本システムとガイドラインを企業指導に活用し、県内企業の製品のカラーユニバーサルデザイン化による競争力強化を図っている。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・社会に貢献するシステムとして評価できます。この様なシステムが重要視される様な啓蒙活動も重要と思います。 | |||
・着眼点の良さに加え、理論と検証に基づき確立した技術の世の中への貢献度は大きい。認知と啓蒙への活動の継続を。 | |||
・色弱者への配慮という法的、社会的要求に対して取り組み、成果をあげている事、またソフト製品に技術移転した事は評価できます。今後、製品デザインの特徴化、差別化に生かせるよう本シミュレーション技術の指導普及をさらに進められる事を希望します。 | |||
・デザイン手法の活用とチェックシステムの有効性について、補足した方が良い。 ・点在する色のチェックは必要ないのでしょうか。 |
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・大変素晴らしい研究であったと思います。 ・内容が豊富であったので、短い時間の中でちょっとわかりにくい説明になっていた様に思います。特に導入部の説明は具体例を示された方がよいと思います。 |
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・カラーバリアチェックシステムに関しては、理論に裏打ちされた新規技術開発を達成されており、今後のさらなる技術改善が見込める点ですばらしい。 ・カラーユニバーサルデザインとの関係のさらなる整備、カラーバリアチェックシステムの競争力の維持と発展を大いに期待したい。 |
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・多数の色弱者を対象とした有効性の実証データが要望 ・コスト面、普及性を目指した今後の発展が期待 |