平成20年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
08−C5 | 土木資材用高性能合成繊維の開発研究 | 12.2 | A |
研究期間 | 平成18年度〜平成19年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | レーザ延伸・熱処理技術を利用し、耐薬品性のある合成繊維の高性能化(高強度・高弾性率化)を図り、土木資材用途への展開を検討した。具体的には、溶融紡糸により種々のポリプロピレン繊維を作製し、その糸をレーザ延伸・熱処理することで糸の高性能化を行った。この糸を用い、コンクリート剥落防止用のジオテキスタイルを試作した。試作したジオテキスタイルについて押し抜き試験を行い、実用化に向けた検討を行った。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・衣料分野から産業(土木)資材分野への開発は今后、ますます必要になってくると思われる。どうしても進めて行かねばならないと考えている最重要な研究テーマである。 ・耐久性、安全性にも必要である。 |
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・コンクリート剥落防止繊維シートの試作にまで踏み込み、研究成果の応用可能性、成果の普及についても一定の方向性は認められる。コストの問題等、課題をクリアーして、実用につながるよう今後の研究に期待します。 | |||
・更なる強度の強化を追求しての安価製品を作れるか挑戦してみる価値がありそうだ。 ・時流として需要(NEEDS)が増えると予想されるので、炭素繊維以下の安価製品の完成を目指してほしい。特に北陸地域では有能、有効な製品になると考える。 |
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・具体的な応用例を増すことを期待する。 ・からみ織を考える必要性を考慮してほしい。 |
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・レーザー延伸技術を利用した高強度ポリプロピレン繊維の製造とこのジオテキスタイル材料としての応用を開発するものであり、コストメリットがあれば十分使える。評価できるデータを得ている。 ・ポリエチレンでの検討も進めるとよいと思う。 ・全体的によくやられたと思う。 |