平成19年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
07−P2 | X線による金属材料硬さの非接触小型評価装置の開発 | 16.0 | B |
研究期間 | 平成20年度〜平成21年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 非破壊で硬さを測定する場合の材料の適用範囲および試験方法・手順を明らかにし、実際の硬さを非破壊で定量的に評価する手法を確立する。また、汎用X線装置から派生した低コストX線装置および要素技術の開発により、現場で使用可能な評価装置の開発を目指す。 | ||
外部評価委員のコメント |
|||
・研究を進めて測定可能なワークの条件を詰めていって欲しい。(表面状態、深さ、材料) ・実用化できれば非常に有効な手段と考えます。 |
|||
・優れた研究テーマと思います。 非接触で表面硬度が測定できれば、機械メーカーにとって品質管理レベルが向上します。 深さ方向の硬度が測定できれば、さらに有用です。 | |||
・装置のコストが重要である。 測定スピードも加工、焼入れ時間から見ると、20secではおそい。 5sec以下で測定できると市場が広がるのではないか。 | |||
・インラインの装置開発を目指すなら、 @検査スピードのさらなる向上 A表面欠陥の検出等、複数項目のチェックOK などの取り組みが必要と思う。 過流方式との対比の中で独自性を求めるのも方法かもしれない。 |
|||
・薄膜の硬度測定に特化した方が本研究の価値が出るのではないでしょうか。 | |||
・種々の材料、形状、その他焼き入れ等の諸条件による影響を明確にして下さい。 おもしろい技術と思います。 ・コストもポイントです。 |
|||
・品質に対する要求が高まる中、非破壊検査のニーズはますます高くなると思いますので、この分野の研究はニーズに大変マッチしていると思います。 表面硬度のみならず深さ方向の硬度も測定できるよう研究を進めて頂きたいと思います。 | |||
・硬さと半価幅の関係を物性論的に結びつけられないか?(異種材料との比較) | |||
・非接触で硬さを測定するという技術は非常に興味深いが、X線の半価幅は、多くの要素を含んでおり、適用できる範囲が限定されるように思う。 例えば、出荷検査としての利用は十分可能であろう。 複数のX線ピークを用いて硬さ測定をより汎用性の高い技術にできたらよいと思う。 |