平成19年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
07−C5 ヘルスケア繊維素材の研究開発 10.6
研究期間 平成16年度〜平成18年度(3ヵ年)
研究概要 ヘルスケア関連分野における県内企業の新商品開発を支援することを目的に、天然由来物質である酵素を合成繊維の表面に固定化し、抗菌機能を有する繊維製品の試作開発を行った。具体的には、超極薄ポリエステル織物にリゾチーム酵素を固定化し、抗菌性を付与したマスク機能を有するショールを試作した。

外部評価委員のコメント

 ・洗濯、ドライクリーニング耐久性に再検討。
 ・幅広い用途展開を考える。
 ・出口論は民間に依託して、要素技術としての技術開発に特化すべきです。
 ・機能材としての酵素を繊維材料に付与というテーマはとても面白いと思います。
 ・ポイントは耐久性とハンドリング、コストと思います。繊維の種類などもう少し研究に幅が欲しい。
 ・耐久性の改善が望ましく、又高付加価値商品として用途開発を考えて欲しい。
 ・実用化時、特に耐久性に関する表示や製品保証への充分な配慮は必要と思います。
 ・素人の考えですが、繊維製品の洗濯は重要な事であるように思います。「洗濯を前提としない」という事になると用途がかなり限定されるのではないかと考えられます。
 ・洗濯時の耐久性を高める事を希望します。
 ・リゾチームの再洗濯後の再吹付技術等の開発が出来れば良いと思う。
 ・抗菌性に対する着眼点を更に強化研究してほしい。
 ・今後も応用面を心掛けていてほしい。
 ・リゾチームを固定化するというアイデアには新規性があるが、素材としてポリエステル以外も検討すると応用範囲は広がるだろう。
 ・固定化も他の方法の検討を望む。