平成18年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
06−C5 無鉛不透明盛絵具の開発 13.6
研究期間 平成16年度〜平成17年度(2ヵ年)
研究概要 九谷焼に使用される無鉛白盛絵具を開発し、さらにこれを使用した無鉛淡色盛絵具の開発も行い、九谷焼上絵製品の完全無鉛化を行った。

外部評価委員のコメント

 ・先の無鉛絵具開発は業界にとって大変な成果をもたらしてくれたと思う。今回、白盛、黒盛絵具の開発によって完全無鉛化した。
 ・これで厳しい規制が出てもいつでも切替えることが出来る。心から感謝したい。
 ・評価項目いずれも優れていて、特に成果が普及し、絵具が販売され、実使用まで出来た事は業界にとっても大変な技術開発だと思われる。
 ・完全無鉛化が達成できる状態になったことは非常にすばらしい。
 ・規制の厳しい地域への販売もより活発化出来るだろう。
 ・既に業界へ技術移転され、実用化されていることは大いに評価できる。
 ・食器の内面に無鉛白盛絵具を使用したデザインを数多く開発し、販売時に無鉛化を強調して九谷焼のイメージアップを図るべき。
 ・試作、検証を経て、販売している所からみて十分研究成果が生かされていると評価する。
 ・研究成果が技術移転に進み、応用品が販売されているとの由、高く評価できる。
 ・目標がはっきりしており、成果もはっきり出たのは良いことであると思われる。
 ・環境規制の強化に伴い、早急に対応すべき重要な問題である。特に無鉛後の製品と有鉛製品で同じ色が出る様に開発を進める必要がある。
 ・色盛絵具の開発は興味ある。
 ・無鉛絵具の開発は石川県の代表的伝統産業である九谷焼産業にとってきわめて必須のテーマであり、十分な成果も得られている。
 ・地道に実験を重ね目標を達成した点は大変評価できる。種々の新色を調整している点も評価できる。