平成17年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
05−C5 マルチセンシングと画像処理による識別システムの開発 12.2
研究期間 平成15年度〜平成16年度(2ヵ年)
研究概要 工場の検査・計測工程に導入可能なCCDカメラ等を用いた自動化システムを構築し、人間の目視で行っていた検査工程の自動化を図る。

外部評価委員のコメント

 ・簡単なシステムで成果を出している。
 ・広範囲な硬度を測定出来るようにすると応用が広くなると思える。
 ・パッケージの影響を除くため近赤外線レーザを利用したことがポイントである。
 ・画像処理の工夫がよい。
 ・豆腐の凝固判定への応用は業界初で利用見通しは明確だが、内容レベル的にもう一歩踏み込んだものであったら良かった。
 ・すでに実用化されており、他の分野の応用にも期待される。
 ・工試として地場産業の課題への取り組み、目標の達成度は高く評価できると思います。研究内容は他にも応用可能と思われます。地場の育成も含め、関連企業を巻き込む展開を考えて下さい。
 ・ニーズの高い技術であり、実用化のメドを立てた点は評価できる。豆腐以外の様々な検査工程への応用を期待する。
 ・豆腐に限定すれば中身が見えない梱包を見たことがないので目視出来る筈である。
 ・高速ラインの対応との省力面では評価できる。本当に中身の見えない分野で使用されれば高く評価できるがその分野の実績がないので判断に苦しむ。
 ・目の付け所が良く、安価で簡易な装置となった点が評価できる。
 ・他の対象物への応用も期待したい。
 ・簡易法で面白い方法である。真に有用であれば豆腐製造ライン等に組込み実利用を通して更に有効性を実証されたい。
 ・従来困難であった自動化を実現したこと、特許出願、および技術移転が評価できる。
 ・今後の処理の高速化、他のゲル状製品の応用展開が期待される。
 ・技術的には評価できる内容が達成されているが、豆腐の凝固検査だけでなくもっと色々な「もの」への適用を考えた方が良いと思われる。