平成17年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
05−C3 能登栗の皮むき省力化機器の開発 13.3
研究期間 平成16年度(1ヵ年)
研究概要 能登栗の皮むき工程の機械化により、作業者の負担軽減および生産性向上を図るため、栗の鬼皮むき装置を試作開発する。

外部評価委員のコメント

 ・限定的だが極めて具体的なニーズに見事対応した誰もが認める開発です。同じ原理で他にも応用出来る対象品が色々ありそうなので面白い展開が可能かもしれません。
 ・このテーマは直近の新聞等でも公表されているものであり、非常に興味深いものです。さらにレベルアップされることを期待します。良かったと思います。
 ・非常にユニークな機械です。この方法で他の品物にも応用できることを期待しています。
 ・非常に良く出来ていると思いますが計画するに当たっての現状把握が不十分と見受けられる。
 ・試作機の考え方(皮むき方法の立案まで)を発表したらどうか。
 ・考案した処理原理等をもっと明確に発表されていれば評価し易いと思います。
 ・目標が明確で結果もわかりやすい。これから他の商品に展開し、さらにニーズについて改善を進めて下さい。
 ・鬼皮は厚い薄い硬い軟らかいなど多種多様だと思いますので均一な完全な皮むきが可能なようにタイマー管理では無くイメージセンサなどで時間コントロールしたり、分類したりなど考慮を今後の課題にすれば良いと思います。喜ばれて成果の有る結果が得られて好ましいです。
 ・今後、地元産業への貢献を期待する。
 ・地方の公的機関のあるべき姿として有意義な研究テーマであると感じられる。しかも栗の鬼皮を剥きたいとする地域ユーザの要求に対し、省人化、高能率化の観点から素晴らしい成果が出ていることが認められる。もう一つ踏み込んで栗投入量(バケット収納に対する満タン度)の認識や刃具損傷に関する自動感知機能を付加することにより、安全性の高い機器がユーザに提供できるのではないだろうか。
 ・具体的な機械の開発なのでわかりやすい。ただし、原理的にこの加工法から生じる問題(手作業に比べると栗が傷つきやすそう、皮をむきすぎて形が変わるものも出る)がネックにならないかどうかが気になる。