平成17年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
05−C11 ろくろ成形用白磁坏土の開発 12.9
研究期間 平成15年度〜平成16年度(2ヵ年)
研究概要 坏土の基本的性質である鉱物組成、化学組成、粒度、成形性、焼成色、耐火度の関連性を解決し、今までにない高品質で高付加価値のあるろくろ成形用白磁坏土を開発する。

外部評価委員のコメント

 ・花坂陶石の地層には良質とそうでない所がある。それらの陶石でいかに安定した耐火度、白磁坏土の開発が出来るかが大きな問題であった。良い結果が出たと思う、新しい展開が出来る。
 ・窯元の評価も高く実用化レベルに達した事は大きな成果だと思う。
 ・九谷は、上絵に特徴があると云われている中で白磁坏土の開発で応用が広がれば良いと思う。
 ・花坂陶石を60%使用している点を評価したい。上品な九谷焼の素地として上絵との融合を期待する。
 ・磁器に関しては素人であるが、大概、順調に研究と実用化が進んでいるものと評価する。
 ・実用化の目処をつけた事は大いに評価できる。
 ・白色度を上げる目標は達成されている。今後、この成果を利用すべき活動を心掛けるべきである。
 ・成果の見通しとして高級志向を目指すのか、大衆品化を目指すのかも考える必要があるのか?
 ・九谷焼の地域ブランドの基準設定にも関わるものでその点も技術開発する上でも留意が必要である。
 ・ほぼ、目標値に適合した成果をあげている。実用化と九谷焼の販路拡大を期待する。