平成16年度研究外部評価(事前評価)
整理番号 | テーマ名 | 総合評価 |
04−P2 | 高度表面処理による絞り金型の高寿命化技術の研究 | B |
研究期間 | 平成17年度〜平成19年度(3ヵ年) | |
研究概要 | 鉄系材料に対して最も有効とされるBN(ボロン・ナイトライド)を絞り金型へ高密着性で、かつ高硬度な膜をコーティングする技術開発を行う。 | |
外部評価委員のコメント |
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・絞り金型にとどまらず、基材との整合を研究し、しごき加工分野への応用も視野に入れてほしい。 | ||
・目標は明確である。ただし、長寿命に対する試験を実施する必要がある。 | ||
・従来の成膜との対比が今一つ不明確と感じた。 ・目標達成の実現性に疑問が残った。 |
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・絞り金型から鍛造金型等にも応用可能か。 ・部品レベルでも一部分のみ硬さが欲しい時の成膜研究等にも発展できるのか。 |
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・目標値と成果を定量化してほしい。 | ||
・絞り加工用金型よりも、圧力、温度とも条件が厳しい冷間圧造用金型への適用まで発展させてほしい。 | ||
・膜と基材との間に傾斜性を持たせることができないか。 ・界面剥離の心配はないのか。 |
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・近年高機能薄膜が多数開発され各分野でその有効性が期待されているが、この研究もこれらに類似した研究であろうと考えられる。本研究で対象としているハイブリッドBN膜は生成可能と考えられるが、本テーマにある金型に使用できるものかどうかが疑問視される。たとえば文中に示されている値にも疑問視されるものもあり、もっと現状の事前予備調査が必要ではないでしょうか。 ・また、類似の研究内容の提案もあり、本研究が対象としている金型用材料に限定して考えないほうが良いのではないかと考えられる。内容から察してテーマ名は、高機能性薄膜の開発に関する研究と変更してはどうでしょうか。 |
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・絞り金型の高寿命化の研究ならば、寿命試験などの実施内容がないのはおかしい。 |