平成16年度研究外部評価(事前評価)

整理番号 テーマ名 総合評価
04−P11 伝統発酵食品の機能性を利用した製品開発
研究期間 平成17年度〜平成19年度(3ヵ年)
研究概要 イシル(魚醤油)、魚の糠漬け、カブラ寿し、コノワタなどの伝統発酵食品の機能性成分を分析し、抗酸化性、血圧上昇抑制効果など活性の高いものについて、特有の成分(例えばペプチド)の分離・精製を行い、機能性食品素材などへの応用について可能性を検討する。

外部評価委員のコメント

 ・オリジナルを重点に進めてほしい。
 ・加賀食品の21世紀版の商品化を期待する。
 ・食品は今やおいしいだけでは消費者へのアピールに弱く、美容や健康への機能性をプラスしないと付加価値がつかなくなって来ている。
 ・食品そのものだけでなく、有用成分は製薬や化粧品系の企業にも注目されると思われ、応用面でも期待度大である。
 ・より基礎的なところに重点をおいた方がよいと思う。
 ・本研究は地場に密着した研究であるのでぜひ効果を挙げられることが期待される。
 ・機能性については特に調査を充分に実施してほしい。
 ・知られていない機能を発見することにより、食品以外にも医薬分野への発展が望めるテーマである。
 ・成分分析から機能性の検索へと展開される予定であるが、出来れば成分のみならず微生物にも注目して欲しい。
 ・具体的な商品開発を工業試験場が主導的に行うことは望まない。企業単独でできる事である。それよりも、企業単独では取り組めない、長期的な視野で、耐塩性酵母の選択的培養や、香気成分の改良などを具体的に行ってほしい。
 ・ゴールイメージは、世界で一番美味しい魚醤は能登のいしるであると、世界のシェフに認められること。(例:コチュジャンは韓国・全州等)そうすれば、世界から人を石川県に呼べるし、また、それをベースに使った商品を企業が商品化して、多いに世界に売る事ができる。
 ・非常に重要で大きいテーマである為、目標を絞り、着実な成果を目指す事が望まれる。
 ・実用化の可能性がある物に的を絞ってやる。
 ・分析の結果が新製品の開発に繋がることを期待する。
 ・機能性の対象、発酵食品の対象で検索に努力してほしい。