平成16年度研究外部評価(事前評価)

整理番号 テーマ名 総合評価
04−P1 難削性材料のカスタムメイド成形加工技術の開発
研究期間 平成17年度〜平成18年度(2ヵ年)
研究概要 難削性の高いβチタン合金を対象に切削加工の高速化に取り組み、CAD/CAMを用いた多軸制御加工によるインプラント製品の加工技術の開発を行う。

外部評価委員のコメント

 ・インプラントのカスタムメイド化の意義は大きい。
 ・県内関連加工業の付加価値向上に、どの程度の金額的効果があるのか。
 ・県内関連加工業への事前計画の発表など、これからの新たな創出の為の根回しが必要と思われる。成果を期待している。
 ・インプラントの販売、工程のポイントを調査したほうが良い。
 ・県内対象の技術とすれば県内企業普及について考えたほうが良い。(先行者メリットを生かす)  
 ・早急な完成を期待する。
 ・加工条件の研究目的が何なのか不明確であったが、外部評価委員会での説明で、なぜこのテーマを選んだのか理解できた。
 ・結果(効果)については、工具と加工条件とコストとのバランスで評価されてはどうか。  
 ・加工の効率化研究はよいが、加工品位についてはどう取り組むのか。
 ・目標達成の手段の一つとして、たとえば県工試独自の切削工具の開発などが含まれていれば良いのだが。
 ・発展を期待する。
 ・少子高齢化が進むわが国において、老人性疾患の治療にインプラント置換法は有効であろうと考えられるが、現状の問題としては患部個々に適合したインプラントが供給されていない問題を抱えている。本研究はこの点に切り込んだ有効な研究と考えられるが、加工対象としているβ型チタニウム合金の本質的な使用理由をもっと明確化すべきである。
 ・今後強度の点からβ型チタニウム合金はさらに普及するものと考えられるが、実用化の点からも工具寿命がなぜ短くなるのかを解明することも必要ではないでしょうか。
 ・目標設定値の根拠を明確にしたほうがよい。