平成27年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
   県産天然酵母を用いた新規清酒の開発  12.7
研究期間 平成25年度〜平成26年度(2ヵ年)
研究概要  県内の名所旧跡の花から分離した清酒用酵母の最適な醸造条件を見出し、実用化に即した条件下で醸造特性や酒質を評価して石川県独自の清酒を開発した。

外部評価委員のコメント

 ・企業と連携し、石川県ゆかりの米と酵母を用いてブランド清酒を開発し、商品化まで行えたことは、高く評価されます。
 ・コンセプト(ねらい目、アピールポイント)をもっと明確にすれば、より焦点の合った進め方ができたように思います。
 ・石川県の観光資源の開発として大変有効であると思います。国内だけでなく、海外にも可能性を広げることにつながることを期待します。
 ・味や香りは安定するのでしょうか。表示に問題はないのでしょうか(花びら由来の酵母と誤認されるのではないでしょうか)以上は要注意だと思います。
 ・試験醸造した清酒の分析値を見ると、全てが甘口になっている。現在は辛口が好まれているので、辛口になるような工夫が必要になるのではないでしょうか。
 ・今後、フレーバーを有する酵母を選抜するなど品質改良を続け、他社製品との差別化を明確にして、商品開発を続けてください。