平成26年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
漆塗膜へのコーティング技術による耐候性向上の研究 | 11.9 | A | |
研究期間 | 平成24年度〜平成25年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 漆の屋外や工業製品への用途拡大を目的として、漆塗膜の光沢と色味をできるだけ損なわないで、従来の塗膜と比べて耐候性を3倍以上向上させるコーティング技術を確立した。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・伝統地場産業において、漆塗膜の変褪色を目視で分別でき得ない程度にまで抑制できたことは大きな成果であり、今後の商品開発の可能性を拡げることになります。 | |||
・初期の目的、目標と業界ニーズとの関連が不明瞭です。 | |||
・実用に関して、ナノ黒漆塗り以外は不安があり、ガラスコートでは耐衝撃性等に不安があります。 | |||
・対象物の形状によっては日中の温度変化でコーティング膜が損傷することにより、漆塗膜が劣化するため、変形に対応できるような塗料の開発、および使用期間が極めて長い場合のガラスコートの有効性を確認する必要があります。 | |||
・用途により耐候性だけでなく、他の影響要因についても、継続して検討する必要があります。 | |||
・開発した技術を活かし、今後さらに、具体的な用途開発を進めて欲しい。 |