平成25年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
13−C4 | 清酒の濃縮に関する研究 | 12.0 | A |
研究期間 | 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 本研究では、界面前進凍結濃縮法による濃縮装置を試作し、清酒の濃縮に関する条件検討を行い、アルコール度数20%以上に濃縮することができた。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・大変有効な技術であると感じました。 ・業界の実用化に向けてさらに努力して頂きたいと思います。 |
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・単位操作としての「界面前進凍結濃縮法」は興味深いものであるが、利用方法、経済性等を含めた総合的なストーリーの構築が難しい課題である。 | |||
・清酒の消費が低迷している要因を分析し、本研究技術を生かした新商品で業界全体を盛り上げることを期待しています。 | |||
・非常に興味深い研究だと思います。 ・量産できるのか興味があります。 |
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・イニシャルコストやランニングコストの試算をして欲しい。 ・ニーズを明確にして欲しい。 |
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・濃縮により、でき上がった酒類が雑酒となることには、抵抗を感じる。 ・出来上がった酒類の抗菌性、酵素の残存性に対する評価を今後期待する。 |
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・従来の方法に比べ、低コストでの濃縮技術に成果が得られた点は、すばらしいことと思う。 ・大規模生産に対応でき、清酒以外の飲料にも応用展開を期待したい。。 |
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・凍結濃縮の技術は多方面に応用できる。意外な組み合わせで大ヒット商品も期待できる。 ・海外での研究が少ないことも注目を集める可能性がある。 |
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・清酒の多様化、差別化に対応したタイムリーで、妥当な研究であり、当初の目標は達成していた。 ・今後の成果の利用に関しては、酒税法対応、甘口や辛口等のユーザーのニーズを考慮する必要がある。 |
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・界面前進濃縮法を用いて香味の損失なく清酒の差別化の途を開いた。 ・経産省の支援事業に採択されており、幅広い飲料への応用に期待でき、予想以上の成果を上げていると判断できる。 |
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・濃厚な清酒ができることで、多様化が進んだと思われる。 ・一般的には、淡麗酒が好まれているので、原料酒側を考慮して、応用研究を続けて欲しい。 |