平成25年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
13−C3 | 熱可塑性CFRPプリプレグ製造技術の研究開発 | 12.4 | A |
研究期間 | 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 本研究では自動車の水平部材(ボンネット、ルーフ等)としての適用を目的とし、ポリプロピレン(PP)/炭素繊維を用いたボイド率5%以内のFRTPプリプレグの開発を行った。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・車輌部材に使用するのであれば、成形コストを鋼板と比較する検討が必要。 | |||
・炭素繊維強化複合材料の実用化のために開発が求められているプリプレグ製造技術の的確なテーマである。 ・炭素繊維織物に一工程でPPフィルムをラミネーションするという技術開発に目途がたったことは高く評価したい。 ・機械のスピードアップなど生産コストを下げることが今後のテーマとなろう。 |
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・ボイド率を下げるため、機械の改造が必要になると思います。 | |||
・研究テーマは、CFRPの拡大で県内産業の育成に重要なテーマです。期待しています。 | |||
・当初の目標であったボイド率を大きく低下させることができ、素晴らしい結果である。 ・目標値そのものが実用化の段階では適正なものであるのかどうか、用途によって違うと思いますが、検討の必要がある。 |
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・世界中でこの研究がどの程度のレベルなのか、知りたい。車への応用は、どこまで現実的か、研究のスピードも大事。 ・非常に素材が美しいので、工芸品に利用できれば、おもしろいと思います。漆との組み合わせで何かできそうに思います。 |
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・当初の目標を大きく上回ったボイド率を達成している。 ・成果利用の見通しについては、ターゲットの製品への「道のり」の中で、どこまで進めるのか決めると良い。 |
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・目標を達成するための手段(研究方法/手法)について十分な検討の上で計画を立てているか、説明が不足している。 ・世界の最先端技術と比較して、さらに高い出口目標に向けて研究を進めて頂きたいと思います。 |