平成25年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
13−C1 | 熱可塑性CFRPシートのプレス成形技術研究 | 10.9 | B |
研究期間 | 平成23年度〜平成24年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 本研究では,熱可塑性CFRPシートを60秒以内にプレス成形する技術を確立するため、シート特性(樹脂種,繊維の織組織,積層条件など)及びプレス条件と成形品特性との関連性を明らかにするための基礎データを収集した。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・これから、量産部品として世の中で多用されていくものであり、いろいろな素材、形状、部材についてノウハウを蓄積して下さい。 ・県内企業がこの技術を活用した受注に関心を持つ様な取組みについても検討下さい。 |
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・成果と成果の発展性を明確にして、今後進める開発計画の中での課題、目標を追記して下さい。 | |||
・自動車部品のハイサイクル成形には金型の加熱・冷却が必須となるので、加熱・冷却時間をどこまで短縮可能か見極めて下さい。 ・品質安定に必要なプレス成形荷重・成形時間についても実験的に明らかにすること期待したい。 |
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・シートの炭素繊維の配列方向による形状不良を、方向を変更することで解消されているが、自動車等の機能品へ使用するなら、今後は別の解消方法も必要と思われます。 | |||
・目標の品質、サイクル時間に対しての制限、条件をより明確化し、ノウハウとして、指針となるガイドラインになるようにして頂ければよいと考えます。 | |||
・炭素繊維を使う熱可塑性CFRP技術はシート・ブロック等、さらにそれらの組み合せ等、高度化しているので、今後も企業のフォローをお願いしたい。 | |||
・サーボプレスの利活用により、より複雑なプレス作業への展開が今後望まれる。 | |||
・基礎データの収集という目的に対しては、ある程度達成できているが、高品質化については検討が不十分と思われる。 ・内部欠陥や部分的な強度についても評価されるとよいと思う。 |