平成24年度研究外部評価(事前評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点  総合評価
12−P3 ナノ粒子複合インクを用いた熱電変換モジュールの実用化  16.3
研究期間 平成25年度〜平成26年度(2ヵ年)
研究概要  中低温域での発電特性に優れた金属系熱電粉末(Bi2Te3)をインク化し、絶縁フィルム上にインクジェット印刷にて熱電素子を形成してロール状に巻き取る熱電変換モジュールを開発し、100℃の廃蒸気回収型熱電システムへの実装を目指した実証開発を行う。

外部評価委員のコメント

 ・新しい技術の発展に期待します。
 ・新しいタイプの熱電モジュールとして、応用範囲の拡大が期待できる。
 ・同テーマでの“開発”から更に進んで“実用化”レベルに達した事に期待いたします。
 ・フィルム形成したモジュールの信頼性を最初から確認し重要評価項目として取り組むとよいと思います。
 ・将来的なエネルギー問題への対応として、開発成果を期待する。
 ・震災後、電力供給に不安が生じている状況下で、中低温域を対象とした熱電変換モジュールは期待が大きいと思う。コスト面をしっかりクリアー出来ることが大切になろう。
 ・100℃くらいの廃熱は非常に多い。コストが目標通りに達成できると、大手メーカーにも対抗できる。
 ・過去の予備実験結果を基に、今回は中低温域の用途に対応したフィルム状熱素子の印刷技術の開発である。ターゲットも絞られており期待が持てるものである。
 ・熱電粒子のデバイス化にインクジェット及びフィルムをロールするという興味深い新しい着想の研究提案であり、社会的な注目度も高く、ぜひ実施して頂きたい。
 ・エコ時代、廃熱を利用して発電は興味深いものがある。
 ・実用化に向けては、発電能力と使用範囲を考慮していただきたい。