平成24年度研究外部評価(事後評価)
整理番号 | テ ー マ 名 | 評価点 | 総合評価 |
12−C4 | 食器洗浄機に対する和絵具の耐久性に関する研究 | 11.4 | A |
研究期間 | 平成22年度〜平成23年度(2ヵ年) | ||
研究概要 | 九谷焼で使用されている和絵具について、食器洗浄機を想定した耐久性試験を行った。また、試験結果を通じて耐熱水性や耐アルカリ性に対する知見を得た。 | ||
外部評価委員のコメント |
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・成果がもう少しはっきり数値等でわかるようになると、もっと良いと思います。 ・またこの研究の中で出てきた課題もあるように思われますので、それをより一層明らかにして頂く努力を望みます。 |
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・問題点が何か、もやっとしている。明示すべき。色が落ちて商品価値が下がるのか。成分抽出による健康問題か。 ・類似の他の研究結果と比較してどうなのか。 ・食器の安全性に関して、これを重視したデータを取ったうえで関係先へ周知してほしい。 |
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・本研究で得られた知見を九谷焼の協同組合等を通して、お客様にフィードバック(商品を購入する際に分かりやすく明示)する様にお願い致します。 | |||
・この評価をベースにこの評価法で、耐久性を上げる研究を期待します。 | |||
・当初の消費者の疑問に関しての解答としては、不完全であると感じる。 | |||
・全国の陶磁器産地で、無鉛和絵具は研究が進んでいるが、九谷焼がより身近で使われるためには必要なテーマである。一層の研究が必要と思う。 | |||
・本研究の試験方法を標準とする規格を先がけて作ってはどうか。 ・食器洗浄機に耐える九谷焼には特別のシールなどを貼って差別化すべき。 |
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・鉛による健康被害をさけるために、無鉛和絵具を利用したものに対する耐久性に関して、多方面からのテストを行い、定性的な結果を数多く得られた。今後、定量的研究を望まれる。 | |||
・無鉛及び耐酸和絵具の各色について食器洗浄機に対する耐久性を詳細に評価し、その特性を明らかにし重要なデータを算出した点が評価できる。さらに、老化が著しい青絵具の持性改善に成功した点は大いに評価できる。 | |||
・食器洗浄機を想定し、耐久性試験を行い、焼成温度の影響を調べるとともに、耐酸和絵具は耐熱水性、耐アルカリ性を有していることを明らかにしている。一方、無鉛和絵具では耐久性がないことが明らかになった。 ・耐久性のなかった無鉛和絵具のフリットの含量を変えることによって、ある程度耐久性を示す焼成方法が見出されている。従って予定通り研究が進行したものと考えられる。 ・無鉛和絵具での耐久性について研究され、使用可能な無鉛和絵具の開発に努めて下さい。 |