平成24年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
12−C3 高性能漆塗膜による新製品開発  11.6
研究期間 平成22年度〜平成23年度(2ヵ年)
研究概要  光輝性のある雲母顔料を用いて、従来の漆より鮮やかな白漆・青漆を開発することができた。また、これまで試験場が研究開発した漆について、技術的な特徴をわかりやすく説明した高性能漆見本帳を製作した。

外部評価委員のコメント

 ・差別化による新しい分野開拓と、徹底した高級化指向で、世界の一流ブランドメーカにアプローチする。
 ・伝統産業活性化の為、もう少し利用見通しを考えてもらいたい。
 ・コメントでも言いましたが、ユーザー、顧客の声が今一つ見えません。評価がどうであったのか。
 ・知財性なしとのことですが、評価が良いのなら商標ネーミングなどブランディングしてみてはいかがか。(差別化の手段になります)
 ・ほぼ十分な成果が得られたと考えます。
 ・食器、アクセサリーなどの工芸品への活用以外、付加価値の高い分野への用途開発を期待します。
 ・特許などの知財権でプロテクトできないという現状は懸念されます。
 ・成果の利用に関しては今後の課題であるが、従来の商品への応用だけではなく、新しい分野への展開を目指すためにも利用できると考えます。
 ・「はけ目」の問題に関しては、加工方法の工夫により解決してゆくことも考えられる。
 ・パール顔料の漆への応用を可能としたことが技術ポイントのひとつである。すばらしい成果であり、新しい商品展開に結びつくことを期待したい。
 ・鮮やかな青色を生かすデザインを、例えば室内装飾品、家庭電化製品などに応用展開できないだろうか。また、パール顔料の他の色の活用についても検討してみてはどうであろうか。
 ・漆器の一大産地である石川の地で、開発の必要性は高いと期待でき、また、目標の達成率が高い。
 ・他に例のない技術なので、知財として提案してもらいたい。