平成23年度研究外部評価(事後評価)


整理番号 テ ー マ 名 評価点 総合評価
11−C2 組込みOSを搭載したFPGA基盤システムの開発  12.0
研究期間 平成21年度〜平成22年度(2ヵ年)
研究概要  CPUを始めとする各種回路をFPGAに構築し、Linuxを動作させるなどにより,ハードウェア処理とソフトウェア処理の両方の処理が可能で,画面表示(GUI)やネットワークの機能を備えた汎用のFPGAシステムを開発した。

外部評価委員のコメント

 ・製品の検査に使用出来るレベルと考えられる。
 ・平成21年度の成果として、道路積雪監視装置の開発実績があり、平成22年度としては、県内企業2社より技術移転の要望があり、成果を認められる。
 ・早期に技術移転を行い、平成22年度開発分の効果の測定及び更なる普及を進めてほしい。
 ・FPGAにてハード処理する高速性と自由度を与えた点で価値がある。課題は活用提案や応用開発など外に向けたPR。
 ・SoC-FPGAのプラントフォーム開発モデルとしてまとめられたらと思います。
  1 ハードip 活用/選定
  2 ソフトip
  3 簡単ボード開発
  4 簡単ユーザロジック開発   のように。

 ・言語CアルゴリズムからCPUか、あるいはハードロジックなのか。この判断についてもコストと最新テクノロジでの助言があるとよいと思います。
 ・企業が導入しやすいようなキットも提供していただけると普及しやすいと思う。
 ・FPGAのプラットフォームは技術的に高度です。 中小企業が使えるように指導を行って欲しい。
 ・成果をアピールする際には、その成果が十分わかるデモ例にした方がよい。例えば、制御速度に関して。
 ・残された課題も明示して、将来への発展につなげて欲しい。
 ・研究の成果を数値的に表現できないので評価が難しいが、便利なものとして多くの企業が利用されることを期待している。
 ・研究期間の当初の技術的目標を達成されたのはすばらしいと思う。本成果の普及のためにデータを整備されたほうがよいと思う。例えば、
  1 本システムの適用予定領域の特定性能や開発効率に関する数値的目標
  2 今回、それをどの程度達成されたのかの数値評価